おれは忘れられてニャイか ~長らくごぶさたサ日記~

 ごぶさたしております。福岡の飼い猫・サニです。しばらくブログから遠ざかっていたから忘れられてるかもしれんニャ。

 ちゃんと元気に生きてるから安心しておくれニャ。晴耕雨読ならぬ晴走雨走の生活だ。せっかくわが家の庭には畑があり、作物も草もあるのに、ほとんど家の中で過ごす毎日だ。

 おれのような活発な男が家にこもるなんぞもったいニャイ話だとは思わんですか。

 うちは小さいながらも兼業農家だから、田んぼもあれば畑もある。福岡市内の住宅地ではかなり珍しい存在になってきたぞ。

 Jがカゴメさんからトマトの苗をもらってきた。たぶん他の人はプランターとやらで育てるんだろうが、うちには植える場所がある。

 最初なかった実も出来て少しずつ大きくなってる。Jは、自分で持って帰ったが、1回水をやっただけでCにまかせきりだ。いい加減だ。

 Cは、一所懸命トマトに手をかけておる。

 ちなみに、カゴメさんがくれるだけあって、このトマトはジュースとかつぶしていただく用だ。実がふつうのトマトよりも固いので、サラダとか食べるのには向かないらしい。

 ジュース用の前に食用トマトも植えていた。これがその「桃太郎トマト」。桃じゃないのか。甘いらしいぞ。今年はトマトが豊作らしい。その分値段が上がらず農家は困っているという。不作も困るが、なかなか難しい。

 しそを植えたはしっこの方には、通称「うし」が居る。最近は、朝から必ずこの畑とかリヤカーの上とか下で隠れている。たぶん一日中居るんだろうニャ。おれが出てこないから、やりたい放題だ。

 これで隠れてるつもりなのか。ほふく前進のポーズ。

 神出鬼没。といってもせいぜい半径30メートルの話だがニャ。

 前は飼い主がちょっとでも近づくとあわてて逃げてたが、少し慣れてきたのか若干近づいてもダイジョブになってきた。

 水も遠慮なく飲む。猫はみんなこういう水が好きだ。カルキが抜けてていい感じだからニャ。

 えさももらって、ゴキゲンですニャ。早く食べんと、カラスのカア吉が来てじゃまするぞ。

 昨年おれの足をけがさせた憎らしい茶色も健在だ。ニャンか酋長みたいな顔をしてやがる。肉付きもいいぞ。こいつはふてぶてしく見えて、うしがえさを食べてる間は、じゃませずに静かに待っててやるしおらしいところもあるようだ。

 

 先日Jが畑をトラクターで耕したぞ。もう真夏日も出るくらい暑くなってきたからニャ。昼間の農作業は熱中症にかかりやすいので、気をつけんとニャ。きれいに鋤かないと、もうじき本格的になる梅雨時には、でこぼこに水たまりが出来てしまうというぞ。

 いつ雨が降り出すかわからんから、この日は田んぼのはじっこも耕した。ヤンマー製の「ポチ」という犬みたいな名前の小型耕運機が大活躍だ。猫の手も借りたかろうと、おれも手伝いを申し出たが、断られた。脱走する口実なのが、バレたようだ。

 なかなか出られないと言いつつ、たまにはこうやってちょこっと抜け出す。こうして、あちこちにおれの匂いをこすりつけとかないと、外の猫連中がますますのさばるからニャ。

 くんくん。他の連中の匂いがついてますニャア。

 そういえば、近所の老猫・しろさんは今もこうやって時々門の見張り番をする。先日、Jは、おれを抱えてこのしろさんの現場まで連れていった。あきれておれが黙っていたら、このしろさんは、サニのおばあちゃんだろう、と勝手なことを言い始めた。なんの根拠もないが、もしそうだとしても、猫界には孫とか祖父母の考え方はないし、あってもなんの関係もないぞ。ただ、近所の猫だ、と思うのみ。

 さてさて、うしとか茶色だけじゃなく、いろんなやつが次々に庭にやってくる。おれはただこうやって室内から見張り、時にうなってみせてやるしかない。

 おれも、ほんとは門柱に座ってにらみをきかせたいところだが、あいにくわが家の門柱はそういうふうなつくりになってないからニャ。眼光鋭く飼い主にえさでもねだるぞ。そうそう先日は新しい種類のちゅ~るを買ってきてたニャ。早く食べさせてくれんと、賞味期限が切れるぞ。

 

 

※情報は2018.6.5時点のものです

サニ

 出身地不明。年齢8歳くらい。オス(去勢済み)。雑種。グレーっぽい縞模様。3年ほど前に、福岡市南区の飼い主の家に上がり込んで、飼い猫に。それまでは近くの公園住まい。生意気な猫には攻撃的だが、人には甘えん坊で勉強や仕事をしていると、必ずすり寄ってきてジャマする。かつお節が大好き。ダミ声。すきあらば家からの脱出を図る。

「サ日記」のタイトルは、紀貫之の「土佐日記」のパクり。名前と同じ32歳まで生きる予定。

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