ついに登場!野良猫ニャン吉先生 ~サニが一目も二目も置く西郷どん猫が福岡に来た~

 おれの売りは、無愛想でつっけんどんなとこだが、そのせいか手製の「かもめ~る」、最後の1枚のもらい手が現われニャイ。せっかくだから、送らせておくれ。20分の1の確率だが、勇ましい顔をしたおれの写真のクオカードが当たるんだけどニャア。

 これが最後の通告だ。今すぐここに「クオカ希望」と〒住所ご氏名を書いて送りニャさい。

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 さて、おれは主治医のイノマタ先生によると、大体9歳くらいらしい。3年ほど前に今の家に上がりこんだときに、診察してもらって歯のすり減り具合でそういう見立てになった。

 猫と人間の年齢対比の早見表をみると、猫の9歳は人間の52歳くらいに当たるということは以前も書いた。そう考えると、おれもイイ歳だ。しかし、最近の人間の50歳そこそこは、昔と比べて若々しい気がする。カンロクが乏しいとも言える。田宮二郎ニャんて43歳で亡くなっとるぞ。昔の人は重厚だった。

 近所のおなじみレジェンド猫・通称シロさんは、飼い主たちによると「20年くらい居るような気がする」から、もう90歳くらいかもしれん。猫界のきんさん・ぎんさんだ。例えが古いニャ。瀬戸内寂聴か。

 

 

 こうやって暑い中門番をこなすってことは、この1メートルくらいの高さにジャンプしてるわけだから、オドロキの跳躍力だ。寂聴さんも垂直跳びで50センチも跳べるまい。

 さて、きょうも話がそれたが、有名な9歳猫といえば、「犬みたいな猫」といって、錦江湾を雄々しく泳ぐ姿が全国版のテレビで紹介もされ、今や世界的に有名な鹿児島生まれの「野良猫ニャン吉」さんだ。ブログ猫のおれも手をつけてニャイインスタグラムのフォロワー数がニャンと!80万5千だぞ。下手なタレントもはるか及ばニャイ。

 これが、ニャン吉さんのインスタ。”インスタ映え”とは、ニャン吉さんのためにある言葉だ。

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 そして、これは彼のフェイスブック。

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最近のおれと違って更新頻度がすごく高いぞ。旅猫だから、いろんなとこに行ってネタが拾えるからニャ。

 おれは、旅どころか散歩にもあまり出られず、暑さにうだるばかり。ニャン吉先生の自由闊達な暮らしぶりがうらやましい。

 おれのあこがれる同い年(たぶん)猫のニャン吉さんに、飼い主Jが先日会いに行った。生まれ故郷の鹿児島を離れ、専属カメラマンさんと一緒に福岡市に近いのどかな場所に”転勤”してきてるという情報が届いたという。

 ニャン吉さんは、朝型の猫で早朝散歩が日課、とくに今はただならぬ暑さが襲ってきてる、ということで、Jは、朝の5時50分にニャン吉邸を訪れた。

 おうちの前に行くと、出迎えたのはこいつ。ほんものの野良のようだ。

 あっ、言っとくけど、ニャン吉さんは、保護された生まれたての時に「野良猫」だったわけで、あとは、押しも押されもせぬ飼い猫だ、じっさい。

 おっと。ニャン吉さんのお出ましだ。いきなり、さっきの野良猫を威嚇。おれ同様勇ましいぞ。

 しかし、この野良猫も大したタマだ。名前じゃないぞ。激しい気性のニャン吉選手の怒りにもどこ吹く風。微動だにしニャい。

 もうそれぐらいに、と飼い主さんにうながされてようやく近所のパトロールに。最近、福岡市周辺では、不審火とか多いようだから、猫ポリスの出番だ。

 野良猫(今後便宜上「タマ」と呼ぼう)は、相手にしてもらえなくなったので、今頃怒って「シャァア」雄叫びを上げている。

 歩き出したニャン吉さん。朝の6時とはいえ、既に日差しがきつい。若々しいとはいえ、おじさん猫には少々こたえるでしょうニャ。よくわかるぞ。

 河原をパトロール。鹿児島では、こうした巡察中に二匹の弱り果てた子猫を発見、見つけ出し保護するお手柄猫さんだ。

 ”カリカリもおいしいけど、草の味も格別だニャア”と言ってるのか。なにせ自然を愛し、健康志向の男だからニャ。おれサニも見習いたいですニャア。

 

多少の危険は顧みず徹底的に歩き回る。”猫界の西郷どん”の面目躍如だ。

くんくんくんくん。やっぱ犬みたいか。

 とりあえず、この茂みには異状が無かったようだ。何かを成し遂げた男特有のよか表情だ。

 やっぱ西郷どん。「もう、ここらでよかろう」。

 Jも、リードを持たせてもらって、スター・ニャン吉先生と朝焼けの散歩を楽しませてもらったようだ。パトロール中、出会うのは犬を連れた人ばかり、猫の散歩は珍しいみたく、けっこう驚いて話しかけてくるらしいぞ。

 このJがニャン吉に引っ張られてるように見える写真は、先ほどのインスタグラムとフェイスブックに上げてもらってる。興味のある人は見たらいいぞ。

 Jがニャン吉さんとの対面から帰ってきた。Nに散歩の写真を見せると、おれが一度も着けたことのないリードを着けようとしやがる。おれは、散歩、脱走は大好きだが、からだに何かつけるのは好かん。今では首輪もはずしてるだろ。

 おれの散歩が無理だと悟ったJは、みそ汁に入れようと、庭のとうがらしを取りに出た。辛いものが大好きだからニャ。猫には気がしれん。

 おっ、よく見るとニャンかいる!

 やっぱ、いつものうしだニャ。えさをねだるつもりだ。

 ここかと思えば、いつの間にかリヤカーの下。ほんものの野良猫は用心深く素早いニャア。

 ニャン吉さんのような堂々とした猫も猫らしいが、うしのような生き方もまた、猫らしい。

 猫さまざまだ。

 最後にいい話があるぞ。猫好きの人はいろんな猫を見ようとテレビの動物番組もよく見ると思うが、NHKの「もふもふモフモフ」という堤真一さんがナレーターを務める番組に、ニャン吉先生の長崎旅密着取材の様子が放映されるそうだ。あさって木曜日らしいぞ。

 おれも見るぞ。他の猫に敵対心持ちがちなおれも、ニャン吉さんには脱帽だニャ。

 そうそう、おれが「近々発表する」と言った重大発表とは、福岡に越してきた世界的猫・ニャン吉さんとコラボして、このサ日記と「Tessalit」も盛り上げるという「業務提携」のことですニャ。おたのしみにニャ。

※情報は2018.7.24時点のものです

サニ

 出身地不明。年齢8歳くらい。オス(去勢済み)。雑種。グレーっぽい縞模様。3年ほど前に、福岡市南区の飼い主の家に上がり込んで、飼い猫に。それまでは近くの公園住まい。生意気な猫には攻撃的だが、人には甘えん坊で勉強や仕事をしていると、必ずすり寄ってきてジャマする。かつお節が大好き。ダミ声。すきあらば家からの脱出を図る。

「サ日記」のタイトルは、紀貫之の「土佐日記」のパクり。名前と同じ32歳まで生きる予定。

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