ポールは、大相撲九州場所を見に来ニャイのか 【サ日記】

 おとといは11月11日。「1111」の並びで、ポッキーの日だと思ってたら、「プリッツの日」でもあるらしいニャ。しかし、それなら、「爪楊枝の日」でも「線香の日」でも良さそうな気もする。「ワンワンワンワン」で、犬の日になっても良さげだが。猫のおれには関係無いが。中国では、なぜか「独身の日」らしいがニャ。

 

 おれの住む福岡では、九州場所が始まった。一人しか出場しない横綱の稀勢の里がいきなり二日続けての黒星だニャ。残念だが、おれも、シルエットで黒っぽく登場する。

 人間界では、タワーマンションとやらが流行ってるようだが、おれも猫タワーを寝床にすることもある。飼い主によると、「あれは、元気よく登ったり降りたりするもので、ただ寝るだけのサニは使い方を間違ってる」らしい。でも、おれに買ってもらったんだから、使い方をとやかく言われる筋合いはニャイ。

 おれの肉球は、黒々しておる。たまに、ピンクの肉球をしてるやつがいるが、あれは不思議ですニャ。家の中でしか歩かないからなのか。おれは、黒い土の上を走り回るからなのか。

 これは、フライドチキンの影ではなく、おれのはみ出た脚ですぞ。こんな不安定な状態のほうがぐっすり眠れるから、不思議だ。

 相撲で勇み足は、負けるからダメですニャ。

 相撲好きといわれるポール・マッカトニーは、せっかく日本に来てるわけだから、福岡で大相撲を見て行かんのかニャ。前は公演にもやってきて、懸賞金まで出してたはずだが。

 相撲は、テレビで観てると、取り組みまでえらい時間かかって、かったるいが、現場で見てると、あっという間に時間が経って面白いらしいぞ。

 おれは、相撲こそ取らんが、近所の猫たちとの取っ組み合いは、日常茶飯だ。この「うし」ってやつは、最初はやせてか細かったが、最近は筋骨隆々のおれにも負けぬ大きな身体に成長してるぞ。それと同時に、しおらしかった以前に比べ、家の近くまでやってきて、ニャアニャア鳴いてえさの催促をする厚かましさも身につけてきた。

 先週も、その図々しさにお灸をすえる意味もあり、遠くまで追いかけ回してやった。

 警戒心が強いから、なかなか撫でさせないという。動きも素早いが、俊足のおれにはかなわんだろう。

 誰か他の猫が寄って来ないか警戒する。

 だから、この庭はおれのだって。もう少し遠慮して欲しいですニャ。

 いつしか親子猫もおれの庭の常連になっておる。手前が多分母猫で、向こうがその子どもだが、だいぶ大きさも変わらんようになってきた。

 子猫(といってもどんどん大きくなって、親とあんまり変わらん)のほうは、逃げて行った。

 うちの庭にも、おれの気持ちとうらはらに次から次に新顔の猫が現われるが、ずっと居るやつはあんましいないニャ。

 新顔といえば、メジャーリーグでは、大谷選手が新人王になったようですニャ。接戦かと思いきや、圧倒的に支持されたという。良かったよかった。

 さて、先週のしばしの脱走のさい、知能犯のJは、おれを捕まえるため、またたびを仕掛けてきた。

 またたび、気になるニャア。

  またたびをいただくと、ゴロゴロ転がりたくなって、素早いおれの動きも鈍る。

 ああ、目が開かない。

 鼻をくんくん。

 またたび、ガジガジ。

 うむ、完全に力が抜けた。

 へびのようにダラっと長くなったおれ。無防備で危ないこと、このうえなし。

 ああっ、もう捕まえたいなら、そうするが良い。

 捕獲される寸前のおれ。ふてくされてるんじゃない。気だるいだけだ。

ううっ。

  早く家に連れてかえってくれ。 もう動きたくニャイ。

  うむ。たまの外出はリフレッシュしますニャ。他の猫への威嚇にもなる。平和主義者のおれだが、専守防衛はしとかないとニャ。

 いかにもコンセントを点検してるように見えるが、違う。おれがまたたびに興奮したことに味を占めたJが、性懲りもなくまた、またたびを寄越しやがった。ついつい興味を持ってしまう。

 さてさて、毛布の恋しい季節ですニャ。飼い主Cのおなかに乗っかって気持ちよくおやすみですニャ。 

※情報は2018.11.13時点のものです

サニ

 出身地不明。年齢8歳くらい。オス(去勢済み)。雑種。グレーっぽい縞模様。3年ほど前に、福岡市南区の飼い主の家に上がり込んで、飼い猫に。それまでは近くの公園住まい。生意気な猫には攻撃的だが、人には甘えん坊で勉強や仕事をしていると、必ずすり寄ってきてジャマする。かつお節が大好き。ダミ声。すきあらば家からの脱出を図る。

「サ日記」のタイトルは、紀貫之の「土佐日記」のパクり。名前と同じ32歳まで生きる予定。

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