生田斗真・瑛太W主演『友罪』瀬々敬久監督インタビュー

(C)薬丸岳/集英社 (C)2018 映画「友罪」製作委員会

5月25日(金)、TOHOシネマズ天神・ソラリア館、ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13、T・ジョイ博多ほか全国ロードショーの映画『友罪』。「心を許した友がかつて日本中を震撼させた事件の“少年A”だった」という薬丸岳の同名小説を、「64 ロクヨン」の瀬々敬久監督が映画化。元少年A鈴木役を瑛太が、同期の友人益田役を生田斗真が演じます。その他、佐藤浩市、夏帆、山本美月、富田靖子など豪華キャストを加えて繰り広げられる人間ドラマです。

映画の見どころや撮影のエピソードなど、瀬々監督にお話を聞きました。

○今回『友罪』を映画化した理由について聞かせてください。

瀬々:原作のモチーフとなった事件は、90年代を象徴するショッキングな少年犯罪でした。物語は事件の“その後”を描いています。事件そのものではなく「罪を背負いながら生きる」という点にスポットをあてているところに惹かれました。「罪を犯した者のその後の生き方」を問う作品を作りたいと思い、映画化しました。

○生田さんと瑛太さん、お二人の現場での様子はどうでしたか?

瀬々:生田さんは普段は気さくで、益田に近いような感じ。一方、瑛太さんは普段から独特でマイペースな雰囲気をもっていて、芝居でもテストから全力でいくタイプなんですね。生田さんは本番まで徐々に作り上げていくタイプなので、対照的な二人でした。待ち時間なんか二人が話しているのを見なかったですね。プライベートでも親交が深い二人なので、仲が悪いわけじゃないですけどね(笑)。それだけカメラの前の演技に集中して、益田と鈴木の空気感を壊さないようにしていたんだと思います。

○生田さんと瑛太さん、それぞれの演技について印象的だったことを聞かせてください。

瀬々:瑛太さんは「見る人に理解されない不可解な部分を出したい」と言って、ことばづかいや笑い方、行動を奇異に見せるところなんかを意識していました。生田さんは、常に瑛太さん演じる鈴木を受けて演技をしなければならなかったのでしんどかったと思います。でも、益田が過去に亡くした友達の家を訪ねるシーンがあるのですが、そのカットでは毎回カメラが回ってないのに坂道を走ってきていて、気持ちを入れ込んでいるんだなというのが印象的でした。

○映画を見る人に伝えたいことは何でしょうか?

瀬々:友情や愛情が交わる瞬間など、日常のかけがえのない時間が罪を背負った者を救うことができるような気がするんです。でも加害者は被害者から、そのかけがえなのない時間を奪ってしまった。そういう宝物のような時間こそ、人生でいちばん大切なものなんだと気付いていく映画です。「友達」という言葉も大人になるとあまり使わなくなると思うんです。仕事仲間だったり付き合いの仲だったり。子どものころに持っていた「友達」に対する純粋さがこの映画の中でも描かれているので、感じ取ってもらえたらと思います。

『友罪』
■監督・脚本:瀬々敬久(『64―ロクヨン―前編/後編』)
■原作:「友罪」薬丸岳(集英社文庫刊)
■出演:生田斗真、瑛太、夏帆、山本美月、富田靖子、佐藤浩市
■配給:ギャガ
【映画公式サイト】
(C)薬丸岳/集英社 (C)2018 映画「友罪」製作委員会

※情報は2018.5.15時点のものです

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