福岡市出身のピアノデュオ姉妹、世界3大コンクール初優勝

 福岡市出身で姉妹デュオとして活躍している東京芸術大大学院修士課程の坂本彩さん(25)とリサさん(23)が昨年11月、世界三大デュオコンクールの一つといわれるポーランドの「国際ピアノデュオコンペティション」で初優勝した。

 初めて2人で海外のコンクールに出場し、息の合った演奏がクラシックの本場・欧州の観客を魅了した。冬休みに父親、直樹さん(54)が住む佐賀県唐津市に帰省した2人は「日本ではまだなじみが薄いピアノデュオの魅力を伝えたい」と意気込みを語った。

佐賀県唐津市の父親宅で楽しそうにピアノを弾く坂本彩さん(右)とリサさん

 大会は同国北東部の都市ビャウィストクであり、世界各国から書類審査を通過した27組が出場。1台のピアノを一緒に弾く「連弾」と、2台のピアノをそれぞれ弾く「2台ピアノ」で競った。予選を突破し、本選に進んだ坂本姉妹はオーケストラと協演してモーツァルトの「2台ピアノのための協奏曲」を披露。5組の中から優勝を勝ち取った。

 「本選に行けたら奇跡だと思っていた」(リサさん)、「私たちよりも上手な人も出ていた」(彩さん)という高レベルの大会。初めて訪れたポーランドの街の雰囲気を体感し、2人でイメージトレーニングを重ね、「楽しもう」と話し合って本選に臨んだ成果が出た。審査員からは「演奏を聞いた人が幸せになった」「表現したいことが伝わってきた」などと高く評価されたという。

 2人がデュオを結成したのは彩さんが6歳、リサさんが4歳のとき。彩さんは高校生まで、リサさんは中学生まで福岡市で暮らし、東京在住の現在はソロでも活動している。

 今回の優勝についてリサさんは「励みになったし、2人で楽しく弾けるデュオへの思いが強くなった」と話す。彩さんも「日本ではまだまだデュオの演奏者は少ない。今後はデュオの活動を増やし、デュオを通してクラシックの良さも伝えていきたい」と意欲を語った。

=2019/01/12 西日本新聞=

※情報は2019.1.15時点のものです

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