「ぐうたら社員の役を楽しんだ」映画「七つの会議」主演の野村萬斎さん

 組織の渦に巻き込まれるサラリーマンの戦いと葛藤を描く、作家・池井戸潤さんの小説『七つの会議』がついに映画化。主人公・八角民夫(通称「ハッカク」)として、初のサラリーマン役に挑んだ野村萬斎さんに話をうかがいました。

―脚本を読んだ際の印象を。

 初のサラリーマン役が率直にうれしかったです。なぜか人間離れした浮いた役が多いので(笑)。正しい姿勢が基本の狂言とは違い、猫背で無精ひげ、緩めたネクタイにボサボサの髪の毛という“ぐうたら社員”の設定を楽しませていただきました。いろんな切り口のある、多面的な役柄でやりがいがありましたね。

七つの会議について「男くさく、非常に見応えのある作品です」と語る野村萬斎さん

七つの会議について「男くさく、非常に見応えのある作品です」と語る野村萬斎さん

―キャスト陣が豪華。撮影現場の雰囲気は?

 池井戸作品の常連が多い中、僕は初参加でした。監督とも初めてです。現場の雰囲気や緊張感にワクワクしながら撮影に臨みましたが、ずばり演劇でしたね。まさにそこにある現実的なバトルを撮るというものでした。サラリーマン役なのでナチュラルな演技をと思いましたが、香川(照之)さんが想像以上にスケールが大きく、迫力があって衝撃的で(笑)。お手本を見せてくださった感覚で、現場で気持ちが楽になったのを覚えています。

―完成した作品を見て。

 試写では、気付いたら息を詰めて見ていました。印象的だったのは、ホテルの大宴会場で撮影した「御前会議」のシーン。大御所の北大路欣也さんを迎えての緊張感は画面にも表れていると思います。全体的にストーリー展開のテンポの良さや伏線の回収は、監督の手腕が見事だと思います。女優陣が少なく(笑)、男くさい映画ですが、非常に見応えのある作品になっていると思います。

©2019 映画「七つの会議」製作委員会

―九州の印象を。

 九州は公演でもよく訪れますが、食べ物とお酒! これに尽きますね。九州を数カ所巡ると、どうしても飲み過ぎて食べ過ぎてしまいます。またお客さんも熱い! 役者をのせるのが上手で、舞台に立つ役者を気持ちよくさせてくれるところが九州の“よかとこ”でしょうか。

 

 <野村萬斎さんプロフィル>
 1966年生まれ。狂言師。祖父・故六世野村万蔵と父・万作に師事し、3歳で初舞台。映画主演作に『陰陽師』シリーズ(01・03)、『のぼうの城』(12)、『花戦さ』(17)など。

 映画『七つの会議』 全国東宝系で公開中
 中堅メーカー・東京建電。結果主義の営業部長・北川のもと、皆が寝る間も惜しんで働く中、営業一課の“ぐうたら社員”八角は一人飄々(ひょうひょう)とした日々を送っていた。ある日、トップセールスマンである課長・坂戸に起こったパワハラ騒動。なんと訴えたのは年上の部下・八角だった…。

※情報は2019.2.8時点のものです

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