高校生でアイドルに曲提供 福岡出身・Mega Shinnosukeの素顔とは

  • 2019.5.13

 高校2年生で音楽活動をスタートし、この春に卒業したばかりの男性アーティスト・Mega Shinnosuke(メガシンノスケ)=福岡市出身。軽快で心地よいサウンドが瞬く間に注目を集め、東京の人気アイドルグループ「私立恵比寿中学」への楽曲提供まで実現した。活動拠点を東京に移し、「次世代のポップシーンを担う新星」と期待される彼の素顔に迫った。

Q. 音楽を始めたきっかけは

 楽器もそうですが、そもそも音楽に詳しくないし、CDすら買ったことがないんです。ちゃんと音楽を聴いたのは、中学2年生でインフルエンザにかかった時。自宅療養があまりに暇で、ジャケットが気になったRADWIMPSのCD「×と○と罪と」をレンタルしました。これが音楽に興味を持つきっかけになりましたが、だからと言って特定のアーティストのファンになったり、何かを聞き込んだりというのはその後もなかったですね。

 初めて音楽と向き合ったのは、2017年6月です。高校2年生の文化祭でコピーバンドに誘われたのがきっかけです。それから、オリジナルバンドを組んでいる先輩のライブを見に行った時に、「自分ならもっといい曲を作るのにな」と思いました。そんなにギターを弾けないし、曲も作ったことないのに、根拠のない自信ですが。

 とりあえず自分で作ってみようと思い、パソコンで音楽編集ソフトを触り始めました。試し試しでドラムやギターのラインを作って、できたトラックに歌を乗せて…と完成させたのが、YouTube で公開している「blue men.」です。

 当時、日本の人気アーティストがジャミロクワイをオマージュしてると言われていて、それがありならばと、自分もジャミロクワイの曲のコードをアレンジして作りましたね。

 

Q. 高校生活で夢中になったことは

 もともとは「社長」になりたくて。一時は早稲田大学を目指して勉強に没頭しました。進学校のテストで最下位からトップ20位内に成績が跳ね上がって手応えはあったけど、ふと「早稲田は俺以外でも入れるし」と思って、熱が冷めてしまったんですよ。勉強や規則、集団社会の固定観念に縛られながら生きる人たちを見て、全然楽しそうじゃないし、自分はそうなりたくないと思いました。もっと周りの人と違うこと、自分が楽しいと思えることをしたい。だから当時は「音楽」を選びました。

 

Q. 音楽でこだわっている点は

 まだ自作曲が少ないので、絶対的なこだわりは語れないかな。強いて言えば、曲作りに取りかかるのは遅いけど、一度ベースの部分を作ったらそこからは速いのは僕の特徴かも。とはいえ、どうアレンジするか、サウンドをどう磨き上げていくかを追究する時間が一番肝だから、パソコンと向き合いながらひたすら集中しています。

出典:Mega Shinnosuke - O.W.A. (Official Music Video)(Fow two.)

出典:Mega Shinnosuke – O.W.A. (Official Music Video)(Fow two.)

 「O.W.A.」という曲は友達に対する風刺の歌です。ミュージックビデオも自作です。こんな感じで自分がその時にやりたいことをそのまま作品に反映させてきたけれど、最近は多くの人に聴いてもらえているので、以前よりメッセージ性を含ませて、精度を上げるようになりました。
 
桃源郷とタクシー

桃源郷とタクシー

 最新曲の「桃源郷とタクシー」は、他人をうらやんで嫉妬するのってもったいないよ、という内容の歌詞。桃源郷という理想郷に行くのにタクシーを使う人がいたとしても、歩きながら見つけられる出会いや景色があるんだよ、というメッセージを込めています。実際に、キラキラ輝いて幸せそうな人ほど、水面下ではもがいていることもありますよね。だからこそ、他人に惑わされず、自分の桃源郷に向かって自分の足で歩いてほしいし、その環境や過程を大切にしてほしいなと。

 

Q. アーティストとしての武器は

 「自由」が好きです。まだドンと売れてないからこそ、好きなことを自由にやれています。また、よくアーティストの個性や色をひとくくりにされますが、僕は一つに絞りたくないんです。たとえ得意ジャンルがあったとしても、いろんな作風を表現するのは大事。やりたいことを自分の感性に合わせて表現して、幅広いジャンルに挑戦していきたいです。

Q. アイドルに曲を提供したそうですね

 僕もびっくりしましたが、昨年Twitter のダイレクトメッセージでオファーが来たんです。当初は別グループの楽曲の依頼だったところ、実際に担当者に会って話していたら僕のこと気に入ってくれて、最終的に「私立恵比寿中学」への提供になりました。

 提供した曲「踊るロクデナシ」は、かわいらしさを売りにするアイドルに、正反対のイメージの“悪口”を言わせるのがコンセプト。「ダラダラしてんじゃねえよ」みたいに、普段彼女たちが発しなさそうな言葉をあえて歌詞に入れてみました。ロックの要素やラップも取り入れて、制作スタッフからも好評でうれしかったですね。
 
 

Q. どんなことにお金を使いますか

 古着が好きだから、お金の使い道はファッションが多いかな。そんなにたくさんではなく、いいと思ったものしか買いません。古着ってほとんどが一点物ですよね。買い逃してしまったら、もうおしまい。後悔したくないので、何十万円とかよっぽど高いものでなければ、気に入ったら買うようにしています。

Q. これからの展望を教えてください

 普通の人間として終わらないように、できるだけ予定を入れたいです。遊びながら洋服や動画を作ったりしているので、音楽のみならず、いろんなことにチャレンジしたいです。

Mega Shinnosuke

 2000年生まれ。東京生まれ、福岡育ち。次世代を担うキーパーソンとして、幅広い層からの注目を浴びるアーティスト。2018年11月に「momo」を発売。アイドルグループ「私立恵比寿中学」に楽曲提供した。



※情報は2019.5.13時点のものです

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