エアコンが1台もない福岡発のホテル「グレートモーニング」に泊まってみた

 福岡市博多区店屋町で11月、エアコンが1台もないというホテル「HOTEL GREAT MORNING(ホテル グレートモーニング)」(9階建て、25室、1室税・サービス料込み2万8千円~)がオープンしました。開業したのは岩盤浴の「石の癒(ゆ)」などを展開するKFT(福岡市)のグループで、このグループがホテル業に参入するのは初めて。素晴らしい朝を迎えられるよう、空調だけでなく寝具などにもこだわったといいます。国内外の雑誌でも取り上げられ、県外や海外での展開も決まっているというホテルグレートモーニング。どんなホテルなのか、早速泊まってみました。

博多織の布を使ったソファが置かれたロビー

 JR博多駅や繁華街・中洲へのアクセスに便利な、冷泉公園そばにあるグレートモーニング。博多織の布を使ったソファなどが置かれたロビーは、静かで心地いい空間です。「このホテルはエアコンを使っていないので、風の音がなく静か。ほこりも舞い上がりにくく、よく眠れますよ」。ゲストリーダーのジョエル・チャレンダーさんがなめらかな日本語で教えてくれました。

ジョエル・チャレンダーさん

 一般的なヒートポンプ式のエアコンの替わりに、このホテルで使われているのは、KFTの「光冷暖」というシステム。セラミック加工した管を館内に配し、管の中に冬は温水を、夏は冷水を流して部屋の温度を調整。併せて天井や壁にもセラミック入りの塗料などを使うことで、冷たい空気や温かい空気が広がりやすいようにしているといいます。この光冷暖のシステムは省エネ性などが評価され、2014年に「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」(技術開発・製品化部門)を受賞しています。

奥の黒い部分が光冷暖の配管。客室や廊下、ロビーなど全館に設置されています

 光冷暖システムは日本など16カ国で特許を取得。既に病院や住宅などで導入されているものの、ホテル全館に導入した例はなく、KFTの二枝たかはる社長が「それなら自らホテルを作ろう」と計画したのだといいます。

  ホテルには、「石の癒」の入浴剤や、KFTグループの雑貨店「アニーのお気に入り」で販売している水などが備え付けてあります。ウエルカムドリンクはサツマイモの茎を使ったお茶。砂糖は入っていないのに、ほんのり甘い味がします。

ホテルで提供している水やお茶などを販売するコーナー

 ロビーの横には発酵させた玄米のおにぎりやインスタントのスープが置かれたコーナーがあり、夜食として自由に食べることができます。

72時間発酵させたという玄米のおにぎりなどが並ぶテークアウトコーナー

玄米のおにぎりはこちらの箱に入れて部屋に持ち帰ることができます

 9階はプレミアムスイート、8階はスイートで、サウナやキッチンが付いています。

 今回宿泊したのは一番お手頃なデラックスツインの部屋。27㎡で、少し広めです。

ベッドの足元の布も博多織の柄

 壁には光冷暖と相性のいい漆喰(しっくい)が塗られています。

壁の上部は漆喰で塗られ、下部は竹が貼られています

 ベッドのフレームや机、いす、ごみ箱などの家具は岡山県倉敷市真備町地区の竹で作られています。竹の家具は、木とはひと味違った軽やかでさわやかな印象です。

机もいすもごみ箱も花瓶も、全て竹製

 タオルやバスローブは全て愛媛県今治市のタオルメーカー「イケウチオーガニック」製。イケウチオーガニックは、工場の電力を全て風力でまかなうなど環境に配慮する姿勢を打ち出していますよね。

バスルームはこんな感じ。「石の癒」の入浴剤や素材にこだわったというホテルオリジナルの歯磨き粉が並んでいます

 気になる室内の環境はというと、本当に静かです。決して寒くはなく、暖房の生暖かい感じや、乾燥した感じもありません。二枝社長が「洞窟のような感じ」というのもうなずけます。ホテルってこんなに静かだったっけ? そんなことを思いながら眠りに就きました・・・。

おやすみなさい

 翌朝は、空調のおかげか、寝具のおかげか、すっきりと目覚めることができました。肌やのどが乾燥する感じもありませんでした。

 朝食は、希望の時間に客室へ運ばれるスタイル。ホテル近くの人気店「チョコレートショップ」のクロワッサンなどのシンプルなメニューですが、自分の部屋で気兼ねなく食べられるのはうれしいですね。

クロワッサンやグラノーラ、オニオンスープなどの朝食

 以前、同時通訳として働いていたゲストリーダーのチャレンダーさんは「仕事で高いパフォーマンスを発揮するのに、前日の睡眠の質はとても大事。この価値を感じてほしい」と話していました。

 グレートモーニングは既に、愛媛県や中国・上海でも展開することが決まっているといいます。これから注目が高まりそうなホテルグレートモーニングの1号店。旅行者はもちろん、福岡に住んでいる人たちも、仕事に集中するため、疲れを癒やしに、ちょっとした記念日に、一度泊まってみてはいかがですか?

ホテルのエントランス


住所:福岡市博多区店屋町6-3
電話:092-272-1414
客室:25室(デラックスツイン12室、デラックスダブル8室、スイート4室、プレミアムスイート1室)
料金:1室2万8千円(税・サービス料込み)~
チェックイン:15:00~
チェックアウト:~11:00
開業日:11月23日
運営会社:グレートモーニング

※情報は2018.12.28時点のものです

ホテル グレートモーニング

住所福岡市博多区店屋町6-3
TEL092-272-1414

なかやま

この記事もおすすめ

Сиалис профессионал

インターネットFAX

ковер настенный