朝からにぎわう“王妃”の焼き鳥【マレーシアでグルメ旅3】

 マレー系、中華系、インド系…。さまざまなルーツのある人たちが共存する多民族国家のマレーシアは、バラエティ豊かな料理が楽しめるのが魅力です。3月に格安航空会社(LCC)エアアジアXが福岡―クアラルンプール線を就航したのを機に、十数年ぶりにマレーシアを訪れ、現地の食を堪能してきました。旅の様子をシリーズでお届けします。

 第3回のテーマは、甘くソースを付けて食べる焼き鳥「Satay(サテ)」。日本の東南アジア料理店などでもよくあるおなじみの料理で、一般的には夕食などで食べられますが、マレーシア西南部の街ムアル(Muar)では朝食に食べる習慣があるとのこと。朝からムアルのレストランに出掛け、サテを食べてきました。

市民が憩う、ムアル川の河口にある公園

 ムアルは、首都クアラルンプールと隣国シンガポールを結ぶ主要道のほぼ真ん中に位置する港街。マラッカなどと比べて観光客は少ないものの、シンガポールからも車で2、3時間程度とアクセスがいいので、ドライブで気軽に訪れる人が結構多いのだといいます。

 この日訪れたのは「R&H カフェ サテ・マハラニ(R&H Café, Satay Maharani)」というお店。「王妃」を意味する「マハラニ」とうたっているだけあって、本格派のサテが食べられるのだろうと期待を膨らませ到着すると、既に多くの人たちでにぎわっていました。

サテを食べながら談笑する男女

 店の外にはサテを焼く従業員の男性たち。パームシュガーなどで下味を付けた肉が、香ばしいにおいと煙を漂わせながら次々に焼かれていきます。

軒先で次々に焼かれていくサテ

ピーナッツソースとともにテーブルへ

  テーブルに運ばれたサテ。甘いピーナツソースを付けていただきます。

2種類のサテ

 ん~、やはりおいしい! 万人受けする味だと思います。ソースは甘いものの、レモングラスや塩、コショウが効いているので甘ったるくなく、肉も脂っこくないので、意外と朝食にも合う気がします。

 サテ以外にもおいしい料理がたくさんありました。米や鶏肉の煮物などを葉で包んだマレーシアの伝統料理「ナシ・レマ(Nasi lemak)」や、ココナツの実を甘く煮てもちもちしたクレープで包んだ「クエ・ダダ(Kuih Dadar)」はぜひ食べてほしい逸品です。サテにこれらを合わせれば、豪華で健康的な朝食が完成です。

葉にくるまれた「ナシ・レマ」(手前)や、緑の春巻きのような見た目の「クエ・ダダ」(ナシ・レマの左上)

甘く煮たココナッツをクレープ状の生地で巻いたスイーツ「クエ・ダダ」

 旅先ではホテルで朝食を食べる人も多いと思いますが、たまには街に出掛けて食べるのもおすすめですよ。

 

R&H Café, Satay Maharani
No. 15, Jalan Temenggong Ahmad 26/1,
Taman Sri Temenggong
Jalan Temenggong Ahmad
84000 Muar, Johor Darul Takzim

旅のメモ
マレーシアの観光情報は
福岡―クアラルンプール線を運航するアジア最大級の格安航空会社(LCC)

※情報は2019.6.15時点のものです

なかやま

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